Miss K の独り言 カリフォルニアから

カリフォルニアの海辺の街で未就学児の子供のための特殊教育員として働いています。アメリカの養育の事情や、毎日の些細な生活の気づきをブログでシェアしてみようかなと思っています。

薬の飲ませ方 その2

先日のブログで、メアリーバーベラ博士の薬の飲ませかたの記事について触れました。メアリー博士は、以前は看護師さんでいらして、息子さんが自閉症と診断されてからご自身でABAセラピーの勉強をされて博士号と行動アナリストの(BCBAーD)の資格を取得され、ご自身で言語行動アプローチ(Verbal Behavior Approach)という手法で自閉症の子供たちとそのご家族のために本を出版されたり、ワークショップや講義をされています。

www.marybarbera.com

私は、よくこのメアリー博士のポッドキャストを通勤の車の中で聞いています。

メアリー博士によると、ジュースなどに飲み薬(粉薬や錠剤)を子供に与えるのは、そのジュースを飲み始めてから終わるまでの時間が随分経ってしまうことや、粉薬や錠剤を砕いたものをジュースに溶かしても時間が経つにつれて、コップの底の方に沈んでしまうことなどで薬の効果の減退を指摘されています。メアリー博士はABAセラピーを使い子供に飲み薬(錠剤)を飲ませる方法も指導されています。

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アメリカの錠剤は日本と比べると本当に大きいですよね。

ABAセラピーは目標の行動ができるように、リインフォーサー(日本語では強化子だそうです)を使い、少しづづ計画的に指導をするので、本当にこんなことまででセラピーで教えられるんだと感心します。メアリー博士の考案された薬を飲むトレーニングは、お米を一粒飲み込むことを教える事から始まります。

まあどうにもならなくってチョコレートミルクに混ぜて、薬を子供に飲ませている私は、あーまたやってしまったと、ごめん息子という感じです。

 

今日の最後まで読んで下さってありがとうございます。ABAセラピーや療育の事何か他のトピックで興味のあることがありましたら、どうぞメッセージくださいね。

 

 

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